ホームランはコンテクストで打つ
ホームランの打ち方
「ホームランを打ちたい」と思っても簡単ではありません。
ホームランを打つには技術が必要です。
しかし、技術を身に付けただけでホームランを打てるわけではありません。
私は、ホームランはコンテクスト(文脈、状況、前後関係)で打つものだと考えています。
飛距離と球場の大きさに関連性はない
野球中継の実況には、お約束フレーズがあります。
ホームランについては、このようなものがあります。
「神宮だからホームランでしたけど、京セラドームなら外野フライでしたね」
「若干飛距離が足りませんでした。狭い球場ならホームランだったのですが」
これらはつまり、飛距離と球場の大きさによってホームランが生まれるという旨の発言です。
これらのフレーズに、私は違和感を感じます。
「ホームランと飛距離や球場の大きさは関係ない」と、私は考えています。
球場が狭かろうが広かろうが、飛距離が伸びようが伸びまいが、ホームランはホームランです。
ホームランはコンテクストで打つ
狭い球場でホームランを打ったった場合、きっとそれは広い球場だったとしてもホームランになっています。
ホームランは強打者が打つのではなく、狭い球場だからホームランになるのではなく、
コンテクスト(文脈、状況、前後関係)で打つのですから。
ちなみに、幽霊はどうでしょう。
白い物体が写真に写りこんだら幽霊なのでしょうか。
それとも、墓場で赤い物体が浮いていたら幽霊なのでしょうか。
幽霊が出そうなコンテクスト(文脈、状況、前後関係)で「何か」を感じた。
これは、もう幽霊です。
幽霊は、コンテクストが作り出すものなのです。