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気遣いを強要したらダメ! ラテラルサービスを身につけよう! 

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ラテラルサービスってなんですか

以前、ラテラルサービスについての記事を書きました。

ラテラルサービスとは、それぞれの役割を超えて横断的に助け合う関係性のことを

さします。

 

 一見、一部の部下が飛びつくキーワードに聞こえます。

ディA:「助け合いって必要だよね」

ディB:「そうそう、困った時はお互い様だよね」

ディC:「自分だけ先々やっちゃうのって、ナシだよね」

  でも、違います。

ラテラルサービスという価値観は、一部の部下ぶには一生かけても理解することができない思考です。

 

 

mataleao.hateblo.jp 

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相手をイメージできていますか

裁判員制度が導入される時、テレビで誰かがこんな発言をしていました。

「みんな、自分が裁く側の話ばかりする。自分が裁かれる時をイメージして

裁判員制度が必要かどうか考えていない」

 

ですよね。

人間は自分が大好きだから、自分が裁く側のイメージしかできません。

 

助け合いも同じです。

「助け合いって必要だよね」と言ったところで、結局自分が助けてもらう

イメージしかできていません。

 

自分が助けてほしいから、「助け合いって必要だよね」って言います。

決して、「私を助けてください」とは言いません。いや、言えません。

 

そしてそこには、相手を助けるというイメージは存在しません。

 

 

実際に助けているあの姿は何ですか

あらゆる場面で、自分より相手を優先させることがあります。

これは、ラテラルサービスの精神ではないのでしょうか。

多くの場合、違います。

 

相手を優先させるその裏には、「損失を防ぐ」といった思惑があります。

相手を優先させているように見えて、実際は自分を守っている、

つまり自分を優先させていることになります。

 

例えば、5人グループのうち2人が、「助け合いって必要だよね」という発言を

したあとに、自分を優先して仕事を進めていくことができるでしょうか。

 

10人中8人はできないでしょう。

このような状況で自分を優先させると、損失に結びつくことを経験値として

知っているからできません。

 

 

じゃあ、助け合いってなんですか

ラテラルサービスは、「互いが積極的に助け合う意識がリンク」して、

はじめて成立する価値観です。

 

互いが、相手をイメージすることができて、はじめて成立するのです。

自分が助けてもらうことしかイメージしていない「助け合いって必要だよね」では、

成立しようがないのです。

 

以前、気遣いを強要するのはダメだという記事を書きました。

 

mataleao.hateblo.jp 

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私にもラテラルサービスが備わりますか

 相手をイメージできた時、助け合うことの難しさがわかります。

「とりあえず助ける」ことなんて、できなくなります。

 

「相手を優先したいけど、そうすれば回り回って結果的に相手の負担になる」

「手伝ってもらいたいけど、相手の負担を考えたら、自分自身で乗り切った方がよい」

 

まず、こういった思考を勇気をだして払拭する必要があります。

そうすれば、スッキリとタスク整理ができるでしょう。

 

ポイントは、「目的が何なのか」をハッキリさせることです。

 

助けたり助けてもらったりすることが目的ではないはずです。

助けることの目的、助けられることの目的が共有できていれば、

ラテラルサービスは簡単です。

 

 

 

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