リカバリとは。 「素直さ」「潔さ」でトラブル回避
スキーやスノーボード初心者は、谷側に滑っていく恐怖心からスピードを緩めようと、後ろに体重をかけようとします。しかし、これは逆効果です。
仕事もこれに同じです。
経験値によるバランスのとり方が逆効果に
スキーやスノーボードの場合、後ろに体重をかけると軸がブレて転倒しやすくなります。
つまり、安全措置のつもりが、逆に危険な状況に自分を追い込んでいるわけです。
これと同じことが、自転車に乗る練習の場面でもあります。
スピードを出した方が安定しますが、恐怖心でスピードを出せません。
結果、フラフラして転倒する危険が増すことになります。
実は、社会でも同じようなことが起こります。
上手くやっていてもバレる
社会には、さまざまなルールやマニュアルが存在しています。
それらを遵守することで安定が生まれ、複雑な世の中が機能しているとも言えます。
しかしどうでしょう。
実際のところ、形骸化して機能不全に陥っているのが現実ではないでしょうか。
何かトラブルが発生してから、ルールやマニュアルが機能していなかったことが表沙汰になることも多いです。
「基準を下回っていた」「水増ししていた」など、日常茶飯事化しており、ニュースにも頻繁に登場しています。
私は、こう思います。
これは、スキーやスノーボード、そして自転車と同じ。
怖いからといって、および腰になったらおしまい。
最強の逃げ技とは何か
スキルも十分に備わっていない状態では、逃げるのが一番の対処法かもしれません。
しかし、これは逆効果になる可能性が高いです。
「なぜ、報告しなかった」「なぜ、すぐに対応しなかった」「放っていたら何とかなるとでも思っていたのか」、耳が痛いです。
逆効果になるのであれば、前傾姿勢で突っ込んで行くくらいが丁度良いのではないでしょうか。
ルールやマニュアルを無視していたことが発覚し、上司に「今までこんなやり方でやっていたのか!」と叱責される。
その時つい、「ずっと前から、みんなこうやってましたけど」って言ってしまう。
これは、誰でも心当たりはあるでしょう。
しかし、この文脈で逃げるのはリスキーです。
この期に及んで、口ごたえや責任逃れというカードを切るとどうなるか。
・責任を感じていないという理由で更に叱られる。
・周囲からは、自分たちのことを売ったと蔑まされる。
おさらい
社会において仕事において、逃げたい時に逃げたらダメ。
「すみませんでした」と言えるスキルを身につけましょう。
そのあとにリカバリしたらいいのです。