仕事の問題はアウトプットで解決。シンプルで効果的な一つの思考
あなたは、どちらが先のタイプですか
まず問題を解決しておいて、そのあとに原因を振り返る。
まず原因を振り返り、そのあとに問題を解決する。
どちらが正しいのでしょうか。
時と場合によるかもしれません。
前者は、緊急性が高い場合に適している対処法と言えます。
後者は、一歩先にある課題を解決する場合に適している対処法と言えます。
前者に最も必要なのは、判断力と決断力を後押しする直感的なセンス。
後者に最も必要なのは、課題に対する要因を掘り下げられる知識や経験。
それって、マッチしていますか
どちらも正しいのですが、なかなか上手くいかないようです。
なぜでしょう。
答えは簡単です。
問題と解決手法がミスマッチなのです。
急いで解決すべき問題に時間を掛ける。
計画的に対応していく問題を直感的に済ませようとする。
多くの場合、問題と解決方法が逆になっています。
捻じれているのです。
まず先に問題を解決しなければならない時というのは、急を要しています。
しかし、「会議を開いてからだ」「皆の意見を聞いてからだ」と、意味のないアプローチをしたがります。
会議を開いても何も解決しないケースの死屍累々。
まず先に原因を掘り下げる必要がある時というのは、様々な要因を広い視点から分析する必要があります。
しかし、状況をよく知らないトップが直感的に判断したり、無知な現場が計画性をおびたモノにアレルギー反応を示して、指示を無視します。
それ、間違いだって知っていますか
そして犯す最大のミス。
すぐに解決すべき問題に対して、会議の進め方やロジカルシンキングを学んで次に活かそうとする。
時間を掛けて解決すべき問題に、リーダーシップや直感力の本を読んで、次に活かそうとする。
これ、無意味です。
ほんとに無意味。
問題の核は、問題と解決手法が捻じれているということです。
問題の核を無視して学んだところで、捻じれているモノを更に捻じれさせるだけです。
アウトプットに比重を置きませんか
単に、問題と解決手法の捻じれをほどいたら良いだけです。
すぐに解決すべき問題は、リーダーの裁量で。
原因を掘り下げるには、時間を掛けて広い視野で。
身につけた知識、技術、経験は、的確にアウトプットしなければ効果ありません。
インプットばかりに目を向けて、頭でっかちになっていませんか。
問題を解決するための特別な勉強は必要ありません。
たった一つ、アウトプットを意識してみましょう。
- 出すモノを間違えていないか。
- 出す場所を間違えていないか。
- 出すタイミングを間違えていないか。
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