【2分で読める】 トライアル・アンド・エラー(試行錯誤)
トライアル・アンド・エラーとは
今から2分間で仕事を効率化させましょう。
あなたに質問です。
あなたが提案した企画が暗礁に乗り上げました。どうしますか。
◆あきらめる。
◆落としどころを探る。
◆暗礁に乗り上げた原因を分析し、企画を修正する。
今回はトライアル・アンド・エラーについてです。
「トライ」と誤用されていますが、正確には「トライアル」です。
日本語では「試行錯誤」というふうに訳されます。
【こちらもオススメ】
トライアル・アンド・エラーこそ正義
組織の中で、多くの職員は粘る気持ちを削がれてしまいます。粘れば粘るほど責任がつきまとってくるからです。
結果、無難な落としどころを見つけるのが上手くなり、組織の成長を停滞させてしまいます。
組織が求めている人材は、「無難な職員」ではなく「トライアル・アンド・エラーができる職員」です。
トライアル・アンド・エラーの実践
トライアル・アンド・エラーには手順があります。
「科学的アプローチ」や「仮説と検証」といわれているものです。
しかし、一番大事なのは「心構え」です。
心構え
好き嫌いや気分で仕事をしていては、トライアル・アンド・エラーはできません。
「淡々」と「粛々」と仕事をするように、気持ちを整えましょう。
仕事は1回では終わらない、仕事に一発必中は無いことを認識しましょう。
準備(仮説)
あなたのアイデアを実行するための準備をします。もちろん、事前のことばかりではなく、実行後の見通しも立てておくようにしましょう。
ゴールを設定しておくことも重要です。
実行(検証)
準備してきた企画を推し進めていきます。
当然、上手くいく部分、上手くいかない部分が見えてきますよね。
修正
実行した結果を分析します。
何が上手くいって、何が上手くいかなかったのか。自分で振り返るのに加え、周囲の意見も収集しましょう。
※ここで上司からのダメ出しがあった場合、「こっちは苦労してやってんのに」と考えるあなたは、心構えがなっていません。繰り返しますが、「仕事は一発必中ではない」のです。上司からのダメ出しは、ゴールするために通るプロセスに過ぎません。
準備(仮説)
修正点をもとに準備のやり直しです。
※「あ~あ、一からやり直しだ」と考えるあなた。冷静になってください。本当に一からのやり直しですか。明らかに前進してますよ。
準備をやり直して、それを実行する。そしてまた修正する。これを繰り返してゴールに到達するのです。
注意点
「どうせ1回では終わらないんだから」と雑に仕事をしても意味がありません。
トライアル・アンド・エラーは、「何回かやれば1回は成功する」ではないのです。
「何回かの修正を加えつつ成功に近づく」のが、トライアル・アンド・エラーです。
まとめ
今まで述べたのは方法論です。
実際、ビジネスシーンで皆が口にしている「ダメなら別のやり方でやればいいじゃん」は軽い気がします。
ダメ出しをした上司への不満を口にすることに終始して、ダメな原因を分析しない職員ほど、そういったセリフを口にします。そして実行しません。1度ダメならそれっきりです。
「ダメなら別のやり方でやればいいじゃん」は、ものすごくエネルギーを使います。
100mを全力で1本走るのではなく、マラソンのように一定のペースで淡々と走るつもりで、トライアル・アンド・エラーしましょう。
大事なのは方法論でも勢いでもありません。「心構え」です。