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ザ・ビートルズの名曲『ゴールデンスランバー』周りをウロウロしてみた。

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ゴールデンスランバーとは 

ゴールデンスランバーは、ビートルズ最後のアルバム「アビイロード」に収録されている曲だ。

アルバムは後半からメドレー形式で曲がつながり、「ジエンド」という曲で最期を迎える。(いろいろ議論はあるようだが)

そのメドレーの折り返し地点となるのが、ゴールデンスランバーだ。

 

先日、ひょんなことからポール・マッカートニーのトリビュートライブ映像を観る機会があった。

「ケネディ・センター名誉賞」という、米国の芸能分野で多大な功績を残した人々に贈られる賞を、2010年に受賞した時のライブのようだ。

多くのアーティストがポールの作品を演奏する中、エアロスミスのスティーブン・タイラーが、アビイロードのメドレーを披露した。

  

私は、スティーブン・タイラーがゴールデンスランバーを歌っている時のポールの表情や周囲の温かい眼差し、そして会場の雰囲気に思わず涙がでた。

 

【参考動画】5分あたりから。


Kennedy Center Honors - Paul McCartney Tribute ...

 

   

ゴールデンスランバー和訳

このことがきっかけで、ゴールデンスランバーという曲が、私の中で急に大きな存在になった。

同時に、歌詞の意味を全く把握していないことに気づいた。

きっと今まで、和訳を知りたいという気持ちにならなかったのだろう。

そこで、改めて日本語訳の歌詞に目を通してみた。

 

かつて そこには
故郷へと続く道があった
かつて そこには
家へと続く道があった

おやすみ かわいい子 泣かないで
子守唄をうたってあげよう

黄金の眠りがおまえの瞳を満たし
微笑みがおまえの目を覚ます
おやすみ かわいい子 泣かないで
子守唄をうたってあげよう

かつて そこには
故郷へと続く道があった
かつて そこには
家へと続く道があった

おやすみ かわいい子 泣かないで
子守唄をうたってあげよう

 

うーん、私には正直ピンとこない内容だ。

まぁ、ポールらしいといえばポールらしいけど。

どうやら、この歌詞はオリジナルではなく、1603年イギリスの劇作家トーマス・デッカー(Thomas Dekker)が発表した喜劇「ペイシェント・グリッシル(Patient Grissil)」の劇中で歌われた唄をヒントにして作られたらしい。

 

ゴールデンスランバー関連作品

今回私が目にした映像はスティーブン・タイラーが歌っていたが、他に誰かカバーしていないのだろうか。

興味があったので調べてみた。

 

ビッグネームがいくつか挙がってきたが、私が気になったのは「斉藤和義」だ。

 

タイトルそのまま「ゴールデンスランバー」という、伊坂幸太郎の作品が映画化された時の主題歌を、「歌うたい」である斉藤和義がカバーしていたのだ。

  

映画版をさっそく視聴してみた。

陰謀によって犯罪者に仕立て上げられた好青年の逃亡劇で、ストーリーの中に多くの伏線が張り巡らされ、ラストで次々に伏線回収していく展開は観ていて楽しい。

役者も揃っており、また、主題歌である「斉藤和義版ゴールデンスランバー」も良かった。

純粋に良い映画だなと思った。

  

Golden Slumbers

Golden Slumbers

 

 

ゴールデンスランバーへの興味が止まらなくなった私は、YouTubeでゴールデンスランバーに関する動画を観て回った。

そしてある動画に辿り着いた。

 

ゴールデンスランバーのレコーディングの様子だろうか。

ピアノの単調なコードに歌詞をつけている様子を収録した音声動画だ。

私はピアノのコード進行を聴いて、震えた。

壮大と言えば大袈裟かもしれない。しかし、エンディング感あふれるピアノだ。

 

「こんなに良い曲だったんだ。。。」

 

「ヘイ・ジュード」や「レット・イット・ビー」など不動の名曲が揃う中で、どうしても影が薄い印象だが、ピアノ一つで歌い上げたら、一躍トップに躍り出るくらいのポテンシャルを秘めた名曲だ。

 

【参考動画】


The Beatles Golden Slumbers Carry That Weight (Let ...

 

 

生で聴きたいゴールデンスランバー

私の数少ない自慢は、生で「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」を聴いたことがあるということだ。

2002年の「driving Japan Tour」を大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)まで観に行ったのだ。

 

2015年の日本公演ではゴールデンスランバーを演奏したらしい。

私も是非、ゴールデンスランバーを生で聴いてみたい。

そして、私の自慢を一つ増やしたい。

 

ん。。

胸騒ぎがする。。

私はすぐに2002年の日本公演で演奏した曲を調べた。

1.Hello Goodbye2.Jet
3.All My Loving
4.Getting Better
5.Coming Up
6.Let Me Roll It
7.Lonely Road
8.Driving Rain
9.Your Loving Flame
10.Blackbird
11.Every Night
12.We Can Work It Out
13.You Never Give Me Your Money / Carry That Weight
15.The Fool On The Hill
16.Here Today
17.Something
18.Eleanor Rigby
19.Here, There And Everywhere
20.Michelle
Calico Skies(大阪公演のみ追加)
21.Band On The Run
22.Back In The U.S.S.R
23.Maybe I’m Amazed
24.Let ‘Em In
25.My Love
26.She’s Leaving Home
27.Can’t Buy Me Love
28.Live And Let Die
29.Let It Be
30.Hey Jude

 

encore 1
31.The Long And Winding Road
32.Lady Madonna
33.I Saw Her Standing There

encore 2
34.Yesterday
35.Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(Reprise)~The End

 

どうやらゴールデンスランバーは演奏しなかったようだ。

しかしこれは、喜ぶべきか悲しむべきか。。

しかも、セットリスト13の「You Never Give Me Your Money / Carry That Weightは、ゴールデンスランバーとメドレーで繋がってる曲だ。

「せっかくなんだからついでに演奏してくれよ」という気持ちになる。

ただ、例え演奏していたとしても、私の記憶には残らないのが残念だが。

 

なんとも言えない複雑な気持ちになった。

そんな気持ちを和らげるべく、またアビイロードを聴きながら目を閉じる。

 

 

 【ゴールデンスランバーが収録されているアルバム】

アビイ・ロード

アビイ・ロード

 

 

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