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【トレードオフ】 ブレインストーミングで最善手を見つけよう

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トレードオフとは

ビジネスシーンでは、「あちらを立てればこちらが立たない」という状況がよく発生します。

リスクと利益、価格と品質など、数え上げたらキリがありません。

この状況を「トレードオフ」と言い、どちらかを犠牲にして残りの片方を選択しなければなりません。

 

トレードオフの状況では、どちらを選択するのが正解なのか、その時点で判断するのは難しいことが多々あります。

 

あなたが所属する部署で、AかBどちらかを選ばなければならないトレードオフの状況が発生しました。

しかし、部署内ではAを選ぶ職員もいればBを選ぶ職員もいて、まとまりそうもないです。

あなたならどうしますか?

◆部署の長に決定してもらう。

◆多数決で決める。

◆落としどころを探る。

 

そもそも、どちらかを選ばなければならない状況において、「落としどころを探る」という選択肢はチョッとズルい感じもしますが、落としどころを探るというCと言う選択肢を作ることで、トレードオフを解消することもできます。

 

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ブレインストーミングでトレードオフの解消

職員それぞれの目指す方向性がバラバラでは、組織は停滞します。

組織を成長させるためには、トレードオフの状況でAとBどちらを選ぶにしても、皆が同じ答えを選択できるようにすることが望ましいでしょう。

 

また、AでもBでもない第三のCという答えを見つけ出し、トレードオフを解消する可能性を模索することも重要です。

 

では、どちらか選択しなければならない状況で、皆が同じ答えを選択したり、Cと言った第三の答えを創造するにはどうしたらよいでしょうか。

 

「ブレインストーミング」をご存知ですか。

ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことで、そのアイデアを更に発展させて「化学反応」を起こさせる技法です。

人数は、5人~10人程度で実施で、テーマなどは事前に決めておくことが望ましいです。

そして、ブレインストーミングには守らなければならないルールがあります。

 

結論を出さない

ブレインストーミングの目的は、相手の意見を尊重してアイデアをどんどん発展させることです。否定や結論を出さないようにしましょう。

 

自由な発想を歓迎する

誰でも思いつくようなモノではなく、斬新なアイデアを歓迎し、そこから更にアイデアを発展させていきましょう。

 

質より量

一つのアイデアを掘り下げて集中的に話し合うのではなく、色々な意見を自由に述べてたくさんのアイデアを抽出しましょう。

 

他人の意見に便乗する

相手の意見を否定したり結論を出したりせずに、そこに乗っかって更にアイデアを発展させましょう。

 

 

 

まとめ

ブレインストーミングにより皆の意見を出し合うことで、Cというアイデアが生まれてトレードオフを解消できるかもしれません。

また、Cというアイデアが生まれなかったとしても、チーム内でミーティングの「場」を設けてブレインストーミングを繰り返すことで、皆の意識が共有化されて、AとBどちらかを選択する時に、より同じ方を選択できるようになるでしょう。

 

ブレインストーミングには、KJ法が広く用いられています。

まず、ポストイットに思いつくままにアイデアを書きます。

皆のアイデアを紙に貼り、「グループ化」「見える化」させることで、アイデアを整理しながら議論を発展させることができます。

 

ただでさえ話があっちこっちに飛んでいきそうなブレインストーミングですが、KJ法を用いることで、その場をコントロールできます。

KJ法 - Wikipedia